NO.23 河田弘道のスポーツ・トークライブ報告:無断転載禁止

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                                                                                                        北川外志廣氏提供

NO.23 河田弘道のスポーツ・トークライブ報告:無断転載禁止

   Ⅱ.企業・組織・団体関係者からの論評・コメント、感想遍~

  (注:本報告掲載は、当日ご来場された方から登壇者に直接メール頂きました論評・コメント・感想の中から幾つか、ご本人のご了解を得て無記名で掲載、ご紹介させて頂きました。皆様方からの貴重なご指摘は、河田弘道BLOGの指針となります。深謝) 

 

 1.ご専門:大手会社・企業統括経営者

      先日は貴重なご講演に、参加させていただきありがとうございました。 当日、ごあいさつをしたく考えておりましたが実現できず、誠に申し訳ありませんでした。 私自身は、約50年にわたる野球ファンで、小学校低学年の時は、王選手が好きで巨人ファン、その後、当時の江夏選手の剛速球にあこがれて阪神ファンとなり、今に至っております。最近では関心の強さは、そのシーズンの阪神の調子にもよりますが、今シーズンは阪神もまずまずの成績なので満足しております。 元々、剛速球投手が好きなので、最近は、ダルビッシュ選手のメジャーリーグでの活躍も楽しみにしておりますし、今後、大谷投手や藤浪投手の活躍も期待しています。  

     ご講演の中で、巨人軍のメイクミラクルを支えた立役者として、当時の1軍トレーナーの斉藤さん、プロフェッショナル・フィジカル・セラピストの市川さんをご紹介され、特に市川さんについては、松井秀喜選手にとっては長嶋監督よりも市川さんが真の師匠としてご紹介していたことが、特に印象に残りました。  

     河田先生のご講演を聞くまでは、メジャーリーグの球団経営と、日本プロ野球の球団経営にご紹介されたような大きな差があるとは知りませんでした。私自身は電機メーカーに28年在籍し、現在、その関連会社におりますが、企業経営の面でも大いに参考になる内容でした。  

     球団経営の両輪であるビジネス部門とオペレーション部門が、異なる利害関係がある中で、どのように円滑に統括していくかは、電機メーカーでも本社部門(企画、経理)とオペレーション部門(営業、技術、工場)のギャップをどう埋めるかなど共通点がありました。 特に球団経営におけるアドミニストレーターの重要性について、今回、改めて認識致しました。プロ野球は、勝利を目指したアスリートの集団であると同時に、個々の選手は、若くして超高校級・県内随一と言われたスター選手(エンターテイメント)的である中で、河田先生のおっしゃった顧客(ファン)への最高の貢献はチームの勝利であり、勝利を積み重ねることを最優先にしないと球団としての成長もないというように理解致しました。また、ビジネス部門とオペレーション部門の円滑な統括なしに、長期的な強いチーム(勝利の積み重ね)もなく、企業においてもアドミニストレーター的な役割の重要性を改めて認識しました。  

  選手の育成やフリーエーゼントについても、企業でも人材育成、会社統合(M&A)などで、共通の課題を感じました。企業においても、人材育成を怠り、M&Aを中心に短期的成果を出そうとすると、中長期的にはひずみが生じ、成長を妨げる要因になるように思います。M&Aも、ある程度積極的に行うべきとは思いますが、そのバランスが重要で、より人材育成を中心とした強化をしなければならないと思っております。

  先週末、NHKスペシャルで、早稲田実業履正社広陵のチーム運営方針や練習風景が紹介されていましたが、従来のしごき的なものから、生徒の自主性を重んじた練習にシフトしている点について、河田先生の啓蒙活動が浸透しつつあるのかと思いました。  

  私の関係者から、河田先生がNECにおいて、NEC SPORTS 8競技のチームを統括され、全て日本一になったと、お聞きし、非常に驚きました。全く異種の競技で、それぞれが日本一の成果を残されたということは、スポーツ・アドミニストレーターの重要性を物語るまさに証拠ではないかと思いました。 今回、初めてご講演をお聞きしましたが、私の知人が、企業のラグビー部長をしており、関心が深いと思われます。次回のご講演の際は、是非、知人をお誘いしたいと思っています。改めて参加させて頂きまして、ありがとうございました。ご連絡が遅れましたこともお詫びいたします。

2.ご専門分野:元大手企業統括役員

  先日は何年振りでしたか(?)お元気なお顔を拝見、ゴルフ焼でしょうか健康色で貫録もかなり増して2時間にも及ぶロングトークを見事にこなされ、活力溢れる健康体であられることに大変嬉しく思いました。

   冒頭にメイクミラクル、ドラマに貢献された斎藤・市川ご両名を指名して来場者に紹介し称賛された河田さんの人柄に改めて敬意を覚えました。

  立派な業績成果を挙げた組織にはそれを推進した影の功績者は必ずおられるはずが、それを正面や前面出さないことが一般的な日本の社会風土とされていますが、これではいけないと警鐘を発せられたことは素晴らしいことでした。

   講演の内容は極めてシンプルな論理構成でまとめられており問題が明快に整理されて河田イズムが大いに感じられました。しかし全体的に時間が足りなかった印象でもう少し具体的な検証事例のお話しも伺いたかった思いもありました。

 今回の挑戦に祝意を表しますとともに今後のご活躍をお祈りいたします。

 

 3.ご専門:グローバル団体関係者

   昨晩は、熱のこもったご講義をありがとうございました!ひょっとして最後にご挨拶できるかと思ったのですが、叶わずに失礼してしまいました。申し訳ございません。

 人として何を感じて生きるべきか、ということ。「生かされている」という実感は、驕りとともに小さくなるものなのでしょうか?英語にならない、この「生かされている」という日本語は、深い内観とともに、実は「感謝」として 表出されるものであるべきなのかもしれません。神社の境内にある絵馬をみていると、外国人の方がそれを素直に表していることがあります。例えば、

I am so grateful for my life...

I am grateful for everyone in my life...

I am thankful for my health & happiness and wish the same upon everyone...

I am mostly appreciate for my happiness...

  日本人はお願いが多いようです。が、それでも、家族への感謝を綴るものも多くみられます。「いつもお見守りくださりありがとうございます」という言葉が出てくる、というのは、神社という「場」の力かもしれません。

それにしても、上記のように英語で書かれている絵馬には感謝の言葉が本当に多いです。支えてくれている人たちへの感謝、一番身近な親への感謝も含めて、日本の子供たちにもしっかり繋いでいかなければならないと思います。

   人材育成に関する4チームの分析は、とても興味深かったです。ドラフト制度への河田先生への提言は素晴らしいと思いました。これを実現させるにあたっての障害は何か、眺めていきたいと思います。

  アメリカのトレードを見ていると、選手は「駒」のひとつ、という気がするし、生え抜きの選手(いるとすれば?)はどうやって生き残っていくのか、と思ったりします。が、恐らく、人材育成の形としては、アメリカの方が理に適っているのですね。スポーツ選手としての寿命の短さ(とリスク)を思うと、「選手」を目指す人が減っていくのではないか、と最近とくに思っていたところなので、とても感銘を受けました。引き続きご指導をお願い致します。ありがとうございました。

 

 4.ご専門:弁護士

  先日は、熱い想いが伝わってくる貴重なトークに触れ、感激しておりました。

  BMGMの視点は、大きな意味で、スポーツ界のコンプアライアンスの問題と思われ、様々な法的な意味も含めたマネジメントの重要性を感じました。機会があれば、そのような場面においてお役に立てれば、と考えた次第です。「キャスター」ならずとも、益々のご発展、ご意見の浸透が進めばと祈念しております。

  良い機会を与えていただき、ありがとうございました。

 

河田弘道

スポーツ・アドミニストレーター

スポーツ特使 ”Emissary” of the SPORT