スポーツ・アドミニストレイター  Kファイル: 特別寄稿

スポーツ・アドミニストレイター

 Kファイル: 特別寄稿               2020年9月1日

 スポーツ・アドミニストレイターの肩書を突然持たされた大学教員達の嘆き

 筆者からの重要なお知らせ

 肩書だけのスポーツ・アドミニストレイターは現場に混乱を招いています。

  今夏は、多くの大学教員、職員から貴重なお便り、現場の報告、呆れた実態の報告を頂きました。本Kファイル:特別寄稿に於いて、SNSを通して正直にお知らせ、及びご注意・喚起させて頂きます。

  我が国では、2005年秋までスポーツ・アドミニストレイション、スポーツ・アドミニストレイターと申す専門分野、部門の重要性に付いて誰もが、この存在のみならず、言葉すら知らなかった次第です。

筆者は、本スポーツ・アドミニストレイションの実践、専門家でスポーツ・アドミニストレイターとして、2005年より最初に日本の中央大学に於いて講義授業、ゼミを開講し、日本に最初に紹介させて頂きました。筆者は、既にそれまで日米両国に於いて長年(約45年)に渡りスポーツ・アドミニストレイターとして実践キャリアを蓄積して参りました。

今日では、文科省スポーツ庁はこのスポーツ・アドミニストレイション、アドミニストレイターの必要性を認知し、各大学にスポーツ・アドミニストレイターを設置するよう指導をしてしるようです。しかし、大学の現場では、肩書を与えても与えられたスポーツ・アドミニストレイターが何たるかの専門知識、実践経験があるわけでもなく、肩書から導入しているのでこれは非常に無責任で危険な指導者、管理者であるとの報告を関係各方面から頂いております

 

わが国には、スポーツ・アドミニストレイションの名称も2005年迄影も形もなかったのですから、国内の大学で論理と実践を紹介したその名称に文科省スポーツ庁が飛びついて名称のみを利用しているのが実態です。

教育機関、教育界では、もっと腰を据えてスポーツ・アドミニストレイションが何たるかを指導し若者達に実践経験を積ませて、真のスポーツ・アドミニストレイターを胸張って世に送り出して頂きたいと願う先駆者からの願いです。

本件の構築に於いても複雑な人間関係と特有な利害、利権者が渦を巻いている様子です。

肩書を変更しても中身が旧態依然と同じでは、丁度GMの肩書に変えても成果、結果が出ないのと同様で偽りのスポーツ・アドミニストレイターの数を増やしている優柔不断な主導がなされていますのでご注意申し上げます。

Kファイルの読者の皆様には、正論と正攻法が基軸であって初めて教育機関、教育の現場に於いて適切な運営、管理がなされ生徒、学生達が教育的な指導がなされ、守られることを切に願う次第です。本件のプロゼクトの趣旨、目的と責任の所在が文科省スポーツ庁なのか或いは各大学法人に投げているのかは不明です。

文責:河田弘道

スポーツ・アドミニストレイター

スポーツ特使(Emissary of the Sports)