KファイルNO.172:本質を見失った大学箱根駅伝と教育倫理

KファイルNO.172:本質を見失った大学箱根駅伝と教育倫理

無断転載禁止             1月27日 木曜日 公開

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筆者からのご紹介とご提案

前回は、「Kファイル正月特別編:日本体育大学の現実を学生選手が表現した箱根路」を掲載させて頂きましたが如何でしたでしょうか。

読者の皆様には、大変興味を持って頂きました様子が、膨大なアクセス数から読み取れています。その中には、文科省関係者、スポーツマスメデイア関係諸氏、一部政界の方々に至る迄興味を持って頂き恐悦至極に存じ上げます。勿論全国の日本体育大学の同窓生の皆様からのアクセスが多く寄せられたのは、読まれた方が友人知人にセアーされた様です。その中には、大変勇気がある方々からは、実名でお手紙を多く頂き驚いています。本紙面をもってお礼と感謝を申し上げます。

読者の多くの方々からは、「母校が長年問題である事を承知していましたが、これで問題の本質が漸くはっきりとして参りました。同窓生の高等学校での部活指導者達が母校に学生選手を送らないで、他大学に送り出している現実と理由、付属高校からも他大学に行く今日、理由もよく判ります。」等々の驚くべき情報とお便りが多く寄せられていました事も併せてご報告申し上げます。

ご紹介

本日は、日本体育大学卒業生の「坂本幸雄氏」をご紹介させて頂きます。同氏は、近年日本の半導体メーカーの経営者として「半導体の風雲児」とも呼ばれて参っています。彼は、過去何度もNHKの「プロフェッショナル」にも出演され業界経営者として知らない人は居ない存在となっています。何故日体大卒の坂本氏が、それも半導体の世界の国内NO.1の経営者に登り詰めたのでしょうか

先日も朝日新聞朝刊(1月18日付)には、同氏の取材記事が掲載されていましたのをお気づきの読者の方も多かったのでないでしょうか。世界は、今半導体不足で経済が立ち行かなくなっている事はご承知の通りです。日本は、瀕死の状態です。

坂本氏は、夢を抱いて群馬県前橋商業高校から日本体育大学に入学し、野球部に所属、卒業後母校前橋商業の教員を目指していた次第です。そして、飯を食うより好きな野球、母校野球部監督として甲子園を目指す事を夢見ていました。しかし、神様のいたずらか、或いは神の啓示か教員試験を落とされたのでした

職探しを始めた矢先に当時米国王手の一つで、世界一の半導体メーカーであった企業(テキサス・インスツールメンツ株式会社Texas Instruments 略:TI) の日本法人の工場が埼玉県に在り、そこの鳩ケ谷工場の倉庫番の職を得たのが、今日の同氏のキャリアの起源となったのです。即ち、物流部門に飛び込んだわけです。それから彼の人生は、彼の潜在的な才能を開花させる為の血反吐を吐く努力と修羅場を生き抜く一人旅が始まったのです。また、機会がありましたら彼が出会った修羅の世界と、巡り合ったご縁をご紹介出来れば幸いです。(彼のプロフェールは坂本幸雄で検索されて下さい、ご参考までに)

■坂本幸雄氏の略歴

TI日本法人副社長(テキサス・インスツルメンツTexas Instruments 略:TI)

エルピーダメモリ株(社長、CEO、株主NEC,日立製作所三菱電機)、日本経済のバブル期後半より日本企業の半導体産業が急激に疲弊して行き成り立たなくなったのです。そこで大手NEC社、日立社、三菱電機社、等々が後ろ盾となり、坂本幸雄を社長、最高経営者(CEO)として迎え、日本の半導体産業の復活を坂本氏に委ねた次第です。坂本氏は、これに応えるかのようにどん底半導体産業を世界第三位のマーケットセアーにまで引き上げました。

しかし、本産業は、民間レベルの投資では韓国、台湾の基幹産業に対抗するには限界があったのです。しかし、日本政府の半導体企業への投資が余りにも貧弱でそして中途半端な為にエルピーダメモリ―社を倒産させざるを得ない事態となりました。それでも坂本氏は、それまで半導体の戦場で戦ってきた本社従業員、地方に分散していた工場、それに伴う社員達を路頭に迷わすことなく、米国の半導体メーカーにそのまま移行して存続を図ったという事で、此処でも彼の責任感と経営者としての信念が従業員を全員救ったというエピソードをご紹介させて頂きます。

★元日本体育大学理事、元広島大学理事

★2018年9月~2021年9月:紫光集団(中国の国策半導体メーカー)と3年契約を結び副総裁として就任しました。紫光集団の総裁の李 克強首相(リ・コクキョウ、Li Ke-qiang)中国より直接ヘッドハントされました。李リー首相との直接面談では、半導体及びその経営についての意見を求められたようです。2021の紫光集団再建半ばにしてコロナ問題で途中ホールドになってしまったのが現状のようです

★2021年:取材記事(11月下旬、日経ビジネス)、週刊ダイアモンド(12月)

★2022年:取材記事(1月18日、朝日朝刊)、週刊新潮

     日経ビジネスより書籍出版 6月予定

現在:東京理科大客員教授、執筆活動

■筆者の提案

 学校法人日本体育大学は、十数年前にクーデター的スキャンダラスな理事長(一部理事を含む)、学長の交代劇を行い現在に至っています。当時、法人の理事の一人として活躍されていたのが、此の度ご紹介させて頂きました「坂本幸雄氏」でした。

当時同氏は、エルピーダメモリ―株の社長兼CEOとして日本国の半導体を背負い超多忙にも関わらず、母校日本体育大学の理事会には、必ず出席されて意見を述べられ理事会に於いては「某法人常務理事及び別の法人役員に対して直接辞めなさいと理事会で言及。その理由は、教育機関に於ける法人常務、役員として相応しくない言動、挙動不審を指摘された」程の母校愛と責任感に満ちた方だったようです。

坂本理事は、利害、利権、忖度の無い立ち位置で発言、指摘されるので非常に貴重な存在であったと思われます。そして、母校の理事会には、多忙を極める中でも社長専用車は使わずいつも必ず電車とバスを利用して、大学校門を襟を正して通門して大学理事会に赴いていた事を筆者は聞き及んでいました。

このような誠実で貴重な理事を、当時クーデター的なスキャンダラスな方法で理事長、学長、理事の坂本氏迄、排斥されたという酷い事をやらかした理事、外部から招聘した常務理事、事務系役員、評議委員が居たとはなんと無礼千万な事であったのでしょうか。そして、その後の大学、法人の体制には、政治家達がなだれ込んで来たのが現体制の様です。現大学の現状、経営状態は、起きるべくして起きたと申し上げても過言でないかも知れません。

■筆者の素朴な私見

筆者の私見を述べさせて頂きますと、当時何がどのようにして起きたのかの詳しい事の次第は、当然当事者でないので知る由もありません。この時期小生は、丁度中央大学に於いて教授職を賜っていた時期だったと記憶しています。

しかし、「当時卒業生理事であり、日本を代表する経営手腕を誇る坂本氏を切り捨てた行為は、よほど社会常識、価値観の欠落した、自己のGreed(欲)のみに野心を持つ人達と評価せざるを得ない次第です。これが現在の大学法人の経営陣の中核を構成している事は、大学の大義、理念は下より本来の日体大のブルーの知と血が変色してしまったのかもと危惧するのは小生だけでしょうか」。

現経営者(理事、評議委員達)は、一日も早く目を覚まされて坂本幸雄氏に権限のある理事に復帰して頂き、大学法人日本体育大学に健全な経営の立て直しと、教職員が安全・安心して教育、業務に集中できる環境を再構築して頂く事を切に一卒業生として、提案させて頂きます。

これにより、学生達には、大学の理念に基づいた本来あるべきフェアネスを基に健全なキャンパスでの大学教育がなされる環境を取り戻して頂けるのではないかと確信致します。関係者の皆様、同窓生の皆様は、ご賛同頂けますでしょうか。同窓生の皆様には、どうか勇気ある発言力を持って頂ければ幸いです。

私は、真のブルーの知と血が通う社会常識の伴った卒業生諸氏がいらっしゃる事を期待いたしております。「日本体育大学の再建は、全国の同窓生の英知と勇気と行動力に掛かっていると申し上げて過言ではありません。

 

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目次

筆者からのご紹介ご提案(坂本幸雄氏、日本の半導体の風雲児)

ご紹介

  ■坂本幸雄氏の略歴

筆者の私見と提案

KファイルNO.172:本質を見失った大学箱根駅伝と教育倫理

1.大学箱根駅伝は私大の受験生争奪戦の広告塔化

  ■大学内に於ける部活の実態

  ■捻じ曲がり行く大学、法人の教育現場の環境

  ■学生選手の大学と授業に対する認識と実態

2.筆者の疑問と私見

  ■特別協賛スポンサーの変更

 

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2022年1月27日 木曜日 公開

無断転載禁止

KファイルNO.172:本質を見失った大学箱根駅伝と大学倫理  

1.大学箱根駅伝は私大の受験生争奪戦の広告塔化

はじめに

Kファイルは、「大学の経営、教育の理念に付いて」の是非を論議する場でない事を最初に申し上げます

我が国の大学に於ける部活は、1900年前半から当時学生達の余暇活動、課外活動を経て学生達の自治組織が認められ今日に至ったとされています。そして、今日まで昔ながらの学生による自治活動との位置付に特に変更はありません。この伝統的な部活の構造が、今日に於いては、大人達の悪事の隠れ蓑を形成し、悪代官、越後屋さん、岡っ引き達の巣窟と化していると申し上げます。

■大学内に於ける部活の実態

この自治組織、活動は、時代と共に大学及び周辺の関係者の利害と利権の温床と化し、伝統的な大学程、大学、法人(経営)側と各部卒業生との間での権力闘争が現存するのも事実です。

その理由として、学生達の自治活動としての大義を掲げる大学は、大学側の金銭的な支援並びに活動に対する責任を長年回避してきたと言えるからです。その為に、部活の運営、管理を維持する為には、部の卒業生達の寄付行為並びに就活支援の物心両面での協力が今日も尚継続している事だと思われます。これは、大変よい伝統とシステムだと思います。しかし、実質的に大学側は、専任教授を各部の長として配置し、部活の運営、管理に一定の権限、権力を握っているのが実態です。

そこで、部活は完全な学生達の自治活動ではなく、あくまでも大学教育の一環と捉えているかのような見せかけで中途半端な実態からも窺い知れます

しかし、この部長たるは、各部活の専門的な知識を兼ね備えているでもなく、特に競技スポーツに無縁な大学当局にとって都合のよい専任教員を大学、法人により任命配置され、お巡りさん的な役割を担った実態が長年形骸化してしまっている様子は否めません。部活の運営費は、部費の徴収、大学側から学友会費(全学生は、授業料納付時に学友会費が含まれていることすら知らない)分担金、各部のOB、OG会からの寄付金により賄われているのが実態です。また、一部大学の特定の部に於いては、民間の遊技組織・団体から支援を受けている大学まで現れています。

本年の大学箱根駅伝は、学生選手達の大学のユニフォームに今日まで各テイームの隠れた支援者(卒業生関係)が金品の提供をしてきていましたが、初めてこのような形でスポンサー名を大学のユニフォームに付記するように成りだしました。これは、今後各大学が駅伝テイームに限らず個々のスポンサーを付けますよ、と告知を始めたと理解する事が出来ます。

日本の大学競技スポーツには、共通した約束事、罰則、即ちルール、罰則が明文化しない為に競技スポーツの本質であるべきフェアネス(公平)を逸脱した運営、管理がなされているのです

■捻じ曲がり行く大学、法人の教育現場の環境

  近年各大学は、教育とは名ばかりで異なる目的で大学競技スポーツをミスリードする傾向が目立っています。大学の売名行為に一役を担い、受験生の増加による増収にも貢献している実態も見逃せません。このような実態は、もう既にマスメデアに於いても一部紹介された記憶が蘇ります。

それは、近年読者の皆さんの記憶に新しい東洋大学の無名の新入生が突然箱根駅伝で山の神となり優勝、翌年も、その翌年も4年目もと神がかり的な連続優勝を果たしたのです。この大学は、外国人の手を借りず全員日本人選手の努力の賜物として当時称賛されました。この新人選手の活躍でその年の受験者数が通年より平均10、000人、それも4年間その数を維持した事が話題になりました。これ即ち、経営者側に致しますと、今日の受験生一人の受験料は、35,000円ですから毎年受験料が、3億5千万円臨時収入が増加、それも4年間と···

関東の多くの大学が箱根駅伝に力を入れるのも理解できます。しかし、逆に長年連続出場していた伝統校の中には、シードを逃したり、予選会で落選したりで、受験生が約10、000人激減し受験料、授業料も激減したと嘆いている駅伝名門大学もあるようです。此の事からも、大学箱根駅伝は、殊の外大学の経営に対する重要な広告塔であり収入源でもある証です。

競技スポーツを利用・活用する各私大は、競技スポーツ部を強化部と称する名目で幾つかに絞り、学生達には公表せずに特定の部に対してのみ、特別強化費を大学法人から資金が重点投下されているのです

大学競技スポーツに力を入れている大学では、特別強化費と称して「年間1億円から5億円」レンジでの予算を投下しています。この金額は、大学の規模に関わらず、「平均的には2~3億円」が投入されています。このような投資は、何の目的の為に行っているのかは、もう読者の皆さんはご理解される筈です。最終的にどのようにしてこの投資資金を回収するメドを付けているのか、またこの費用対効果から考えた場合の毎年の成果と結果は如何なのか。大変興味深い日本の大学経営のマネ―ジメント手法でもあります。これは、決して教育が目的でない事だけは、確かなようです

しかし、このような毎年の部活への投資の殆どは、成果と結果を出すためのビジネス・マネージメント手法が計画的、実践的でない為、無駄な投資となっているケースが多いのも特徴です。まさか文科省からの私学助成金補助金の公金が当てられていない事を願う次第です

■学生選手の大学と授業に対する認識と実態

このような多くのスポーツ部活に所属する学生達は、部活で毎日遊ばせてもらう事を主たる目的にしている学生、学生選手達が増殖していると申し上げても過言ではありません。汗水たらして働いて授業料、生活費を仕送りしている親達は、この現状、実態を理解、認識されていた上でサポートされているのでしょうか。そうであれば、全く大学経営者と父母との利害、認識が一致している事で筆者がどうこう意見する立場でないことは確かです

しかし、このような若者達を食い物にしている大学経営者は、何と心得て教育者の顔をしているのでしょうか。筆者は、このような大学、経営者の大学を間近で体経験して感じた次第です。何か今日の日本は、教育に対する基本的な概念が音を立てて大学経営者、管理者により崩壊して行っているように感じるのは筆者だけなのでしょうか。

文科省は、何故認可した各大学に対する精査、検証、監査、監督も行わず長年各大学の法人任せにしているのでしょうか。このような最高学府としての教育の看板を掲げる大学に対しては、許認可取り消しの強い姿勢で臨まない限り教育の環境とそれに伴うレベルの低下が否めない事を実体験致した次第です

此処に於いても、箱根駅伝主催者と同様な何でもありの無責任なスポーツ・アドミニストレーションが大学キャンパスにまで及んでいる事を一般社会の皆さん、そして学生、学生選手の父母はご存知でないようです。筆者は、学生、学生選手を1つの集金マシーンと化した大学経営手法に対する大学教育並びに経営に今こそ国の強い指針と施策が必要であるとご提案致す次第です毎年文科省が莫大な公金を私大に助成金補助金の名目で提供する趣旨、目的は、既に変色を来しているので再考する必要ありと提案させて頂きます

2.筆者の疑問と私見

当然の事ながら、未成年学生選手のユニフォームの胸には、BIBナンバー(ゼッケン)にアルコールスポンサーのロゴを付けさせて14時間もテレビの生中継で露出、また主催者名で告知される全ての出版物の選手のユニフォーム写真には、スポンサー名と共に商品名も掲載されています。主催者規約には、学生選手の肖像権は関東学連に帰属されています。しかし、未成年学生がアルコールの広告塔になる了解は、何処にも明記されていません。

学生選手達をアルコールの広告塔として利用する事の非常識さもさることながら、この状態を長い年月において教育機関の教育者、指導者、経営者の誰もが指摘、止めない、この現実と見識は、如何なものでしょうか。このような関係者と一般社会の常識は、異なるのかも知れません。

ご存知の通り、わが国の法律では、未成年者の飲酒喫煙は禁止されています。勿論大学キャンパスに於ける飲酒喫煙は、殆どの大学で厳しく取り締まっている筈なのですが・。先進国に於いて、特に学生選手が出場する競技スポーツ大会では、アルコール、たばこの企業スポンサーは御法度であります。これは、青少年の心身の健康管理が何よりも優先するからです。此のことからも、大学競技スポーツのアドミニストレーションが遅れている大学、国と称されても仕方のないレベルなのかも知れません。日本国に於ける大学競技スポーツを取り巻く関係者は、もう少し高い志と見識を持ってサポートする品格も必要ではないかと思われます

■特別協賛スポンサーの変更

大学箱根駅伝の特別協賛スポンサーは、サッポロビールでした。特別協賛スポンサーは、毎年莫大な協賛金を支払っています。しかし、2006年よりKファイルの筆者は、中央大学総合政策学部で日本初のスポーツ・アドミニストレイション論の講義授業を開講して以来、毎年FLP河田ゼミに於いて、その後も2018年迄Kファイルを通して毎年サッポロビール(株)の広告宣伝担当専務宛に学生選手(未成年を含む)にアルコールの広告塔を強いる見識を問い質して参りました。その影響、効果もあったのか、2020年度の大学箱根駅伝特別協賛を降りられました。そして新たに現在は、「長谷川工務(株)」が特別協賛として新たに名乗られている事を本Kファイルでご紹介致しました。中大河田ゼミの皆さんの努力と勇気には、心より感謝致しています。この広告スポンサー変更に一役を担ったと確信する次第です。此れこそが大学専門ゼミに於ける実践から得る成果なのだと思います。

文責:河田弘道

スポーツ・アドミニストレーター

スポーツ特使(Emissary of the SPORTS)

紹介:Gファイル「長嶋茂雄と黒衣の参謀」文芸春秋社 著 武田頼政

   Kファイル、KファイルNews Comment by Hiromichi Kawada

お知らせ:

この度のNO.172では、前回の「Kファイル正月特別編:日本体育大学の現実を学生選手が表現した箱根路」の締めとして、坂本幸雄氏をご紹介、ご提案をさせて頂きました。後半は、大学箱根駅伝に関わる大学の歪み行く倫理に付いて述べさせて頂きました。毎年全く進歩の無い組織・団体及び大学の様子を読者の皆様は、どのようなご見識で大学箱根駅伝を観戦されていますでしょうか。大学教育機関と学生達が段々と変質して行く姿の情報を加味しながらお楽しみいただければ幸いです。次回をお楽しみにされて下さい。