KファイルNO.181:中大河田実践ゼミの真価と結果(後編)

KファイルNO.181:中大河田実践ゼミの真価と結果(後編)

無断転載禁止              毎月第二、第四木曜日掲載

 

スポーツ・アドミニストレイター

日本にスポーツ・アドミニストレイション論

日米で実践してきたスポーツ・アドミニストレイターの先駆者

(プロフィールは別途ご検索下さい)

 

読者からの便り

河田弘道先生

突然のお便りを平にお許しください。

先生のメールアドレスは、私の親友から頂き親友が先生の許可を頂きましたので使用させて頂きました。

私は、過去40数年間国立大学、私立大学で教鞭を取らせて頂きました。昨年退職を致しまして現在は、非常勤として残りの教員生活をさせて頂いています。

この度は、先生のKファイルの178、179、180の中央大学でのスポーツ・アドミニストレイションの講義授業並びにプロフェッショナルな河田ゼミを拝読させて頂いております。

先生は、日本にスポーツ・アドミニストレイション論とアドミニストレイターの必要性をご紹介して下さり、中央大学総合政策学部には日本で初めての本論の講座授業、ゼミを開講されました。今やスポーツ・アドミニストレイションの起源は中大との認識を致しております。先生の開講された実論は、日本の大学教育、スポーツ界に偉大な変革を与えて下さいました。これはまさに幕末の黒船来航と学会(私が所属する)では、捉えて先生が中大でご講義をされている時から注目の的となっていました。

我々学会に所属する各大学の教員方からは、河田先生にお願いして学会で講演を先ずして頂き、今後ご指導を受ける準備が必要であると執行部に提案をさせて頂きました。当時その提案は、上層部に寄り却下されました。その理由を今日思いますには、学会の上層部は河田先生のカリスマ性と求心力に怯えたのだと思います。此れは、恥ずかしい事ですが日本の大学教育を司る学問・指導研究分科会の学会の実態と実状であります。此処に於いても小さな利権、忖度が蔓延しております。

河田先生は、このような日本の大学教育機関に於いて一番欠けている弱点の論理と実践を融合したご指導を短期間で貫徹され、輝かしい実績を残されました事に対して首を垂れるしか表現の仕方はございません。

多分先生は、「それは違う」とおっしゃられるに違いありません。しかし、「我々非力な教員指導者では、先生の様な創造力、実行力、求心力及びカリスマ性を持っていない事をこの度のKファイルを拝読させて頂き明らかです」。

もう1つ先生の偉大な側面は、「先生は誰もが成し得ない理論と実践を兼ね備えられている上に、その長年の先生が得た「知的財産権」を惜しげもなく我々無知な業界、社会にSNSを通して、膨大なそれもオリジナルな知的財産をセアーして下さるその寛大なお心に、先生の奥の深さと真相を学ばせて頂いております」。

われわらの学会に無い最重要な因子は、この先生の御心であると勝手に思考させて頂いている次第です。

先生のこの御心を先生の了解、挨拶も無く、「スポーツ・アドミニストレイション、スポーツ・アドミニストレイター、アスレティック・デパートメント、等」の必要性を恥ずかしげもなく文科省庁、各大学が勝手に名称までを利用、活用している中身の無い実態にガバナンス云々を述べる資格は無いと私は思います。

我々の仲間では、先生は中大の後当時法政大学と同時に学部設置許可を文科省から受けていました明治大学(当時多摩テック跡)に行かれるのではとの噂が流れていました。しかし、明治大学スポーツ科学部開設がスタート1年前に中止となり残念でした。そのあたりを含めて機会がございましたらお聞かせください。

初めて河田先生にお便りをさせていただき、いきなり生意気な事ばかりを申しお気を悪くなされないで下さい。私は、近日中に先生にアポを取らせて頂き正面からご挨拶、ご指導を賜りたく、その節はどうかよろしくお願い申し上げます。 

読者より(大学教員)

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目次

KファイルNO.181:中大河田実践ゼミの真価と結果(後編)

信頼と絆(中大河田ゼミのモットー)

先ず初めに

■第3回中央大学スポーツシンポジュウム

テーマ:中大スポーツを盛り上げる~

1.企画班活動報告

2.集客班活動報告

3.シンポジュウム報告

■第3回中大スポーツシンポジウムの成果と結果

■まとめ

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2022年6月9日                  公開

KファイルNO.181:中大河田実践ゼミの真価と結果(後編)

無断転載禁止           毎月第二、第四木曜日掲載

中大スポーツシンポジュウム報告書表紙から~ 写真提供:河田ゼミ二期生

             信頼と絆

                                           中大河田ゼミのモットー

中央大学に於いてSAD講義授業に付帯した実践河田ゼミは、強い「信頼と絆」をモットーとしてスポーツ・アドミイストレイションを机上の理論のみならず、担当教員の長きにわたる実践キャリアを基に何かを会得する事を趣旨、目的と致しました。

個々のゼミ生達は、実践演習を通してその一端を肌で感じる事が先ず大事と位置付けました。この度は、「二期生」の実践成果と結果を基に本プロゼクトをご紹介します。

膨大な3年間のゼミ生達の汗と涙の結晶の素晴らしい資料、報告書をこの度は限られた紙面のためご紹介出来ないのが残念です。この度は、本プロゼクト企画の推進者であります総合プロデユーサー、ゼミ長を中心とした報告内容となります事をご理解して頂けましたら幸いです。読者の皆様もご一緒に河田ゼミ二期生になってプロゼクト企画を推進して下さい。

担当教員 河田弘道 

専門分野 スポーツ・アドミニストレイション論、スポーツ科学 

 

■先ず初めにFaculty Linkage Program(略:FLP)とは

FLPとは、本学が幅広い学問領域を持つ利点を活かし、各学部に設置された授業科目を有機的にリンクさせ、現代社会の最新テーマについて学ぶことを目的として2003年に設置されたプログラムです。①「環境」②「ジャーナリズム」③『国際協力』④「スポーツ・健康科学」⑤「地域・公共マネージメント」の5分野をテーマに、少数で2年時から3年間系統的な教育を行っています。各プログラムの目標を明確にし、個々の学生がキャリアデザインを描けるように担当教員がその指導を行います。

河田弘道ゼミ

私たち河田ゼミは上記のうち「スポーツ・健康科学プログラム」に所属しています。昨年、一昨年と過去2回、中央大学キャンパスにスポーツを楽しむ文化を根付かせるという目標の下、スポーツシンポジュウムを開催致しました。このような実践演習活動を通して、物事を分析しながら対処・解決していく事で、スポーツビジネス、オペレーションの一端をも学ぶことを目的として活動しています。

2009年度活動報告

2009年度の活動は、2007年、2008年と同様に中央大学キャンパスにスポーツを楽しむ文化を根付かせるという目標の下、第3回スポーツシンポジュウムの開催を決定する事から始まりました。

今年度は、昨年度の反省を活かし、観客人数を増やそうという目標を立て、その目標を達成する為に企画班と集客班の2班に分かれて活動しました。企画班は、今まで以上にシンポジュウムを「観に聞きに行きたい」、観ていて聞いていて「楽しい」と感じられる企画を心がけ、集客班は、1人でも多くの学生にシンポジュウムに足を運んでもらえるように、また今までアプローチが弱かった外部への告知に力を入れながら活動しました。

活動する中で様々な困難や苦労がありましたが、結果無事に第3回スポーツシンポジュウムを開催することができました。当日は予想以上の数のお客様に足を運んでいただき、また終演後のアンケートにもポジテイブな意見を多くいただくことができました。

このシンポジュウムに関する一連の活動を河田ゼミ二期生の2009年度の活動として本報告書を冊子として完成し、無事FLP事務局に提出することができましたことはゼミ生一同の喜びであり、誇りであります。

末尾になりましたが、第3回シンポジュウムの会場に早くから足を運んで下さり、終演まで見届けて下さいましたFLP生みの親の鈴木康司先生(中央大学元文学部長、元学長兼総長)には、心より感謝とお礼を申し添えさせて頂きます。

                        河田ゼミ二期生一同 

担当教員からの補足

FLPスポーツ・健康科学プログラムは、8つのゼミから成り立っています。各担当教員は、各学部に所属された合計8名の教授により毎年本プログラム定員45名を分担します。本スポーツ・プログラムは、全学部の垣根を超えた専門性の高いゼミ演習です。各学部2年生から選考基準(本プログラムの担当選考委員による面接)をクリアーした学生が履修できます。毎年多くの学生達が河田ゼミを希望してくれましたが、全員を受け入れられたわけではなかった事が中大に於いての唯一の心残りでした。

★スポーツ・健康科学プログラムは、選択科目であり1年時の11月に次年度履修希望学生達の申し込みがあり、面接委員(7名の教授が分担して行うのが決まりのようでした)により選考がなされていました。

河田ゼミを希望する学生達は、面接時に面接担当教員自身のゼミの履修を進められるそうです。しかし、学生達は、河田ゼミを希望しているのでお断りをしなければならなかったとの報告を受けていました。この面接手法は、学生達に対してもアンフェアーの手法を一部教員達が画策していた事は如何なものかと心を痛めました。この問題は、後に小職自ら本ゼミを統括管理致しておりますFLP
委員長(兼総合政策学部長)並びに大学教務担当責任者、法人担当責任者に文章にて調査及び解答を依頼いたしました。その結果、関係者の事情聴取が成されて一部スポーツ・健康科学プログラム担当教授達が事実行っていた事が判明、報告を受けましたので、河田ゼミ生達には事実の報告を致した次第です。これらの出来事もゼミ生達とっては、スポーツ・アドミニストレイションの生きた教材でした。

そして、河田ゼミに入れなかった学生達の殆どは、他のゼミを履修せず去って行ったことを聞くに付け胸が痛んだ次第です。

2007年度の河田ゼミ二期生の総勢は、15名と限定させて頂きスタート致しました。毎年河田ゼミへの登録希望者は、約40数名にのぼり担当教員としては全員を受け入れる事はゼミと言う趣旨、目的からしても困難でした。

また他の担当教員のゼミとのバランスにも気配りが必要でしたので、教務課には不本意でしたが15名迄とさせて頂いた次第です。

暑い夏の山梨合宿から(部活等により欠席した仲間達の分も頑張りました)                  

写真提供:河田ゼミ二期生

 

第3回中央大学スポーツシンポジュウム

テーマ:中大スポーツを盛り上げる~

スポーツを楽しむ文化をキャンパスに根付かせるための実践活動こそが「中大スポーツシンポジウム」であり、そこには重要なMissionがあります。我々河田ゼミは、中大スポーツの発展の為、学内スポーツの改革活動に3年間、情熱とエネルギーを注いできました。新しいスポーツ文化を中大に根付かせることを目的とするスポーツシンポジウムでした

中大スポーツシンポジウムは、大学キャンパスにおけるスポーツの楽しさ、素晴らしさを青春期の皆さんに知ってもらう文化的な活動です。また、日本には、全く理解と認識をされていないスポーツの大きな概念の一つである「観るスポーツ」に関するコンセプトである、観て楽しむ中にも社会性、協調性及びマナーの醸成を如何にこれから根付かせて行くかが重要なファクターであるか、も考えて行きました

ゼミ生の本活動に対する成果の一つは、中大スポーツシンポジウムの「集客」目標を先ず達成する事でした

          綜合プロデューサー:清水 翔太 (統括責任者)

1.企画班活動報告

・年間スケジュール作成 工程表

・企画立案:日程決定、会場決定、テーマ決定、企画書の作成、パワーポイン ト版企

                     画書作成(柏葉、高井、嶺岸、浅見、竹村、他)

・出演者交渉:担当責任者―(輿、浅見、竹村、柏葉、塚本)出演者リストアップ、

                    出 演者絞り込み、出演交渉、出演者交渉不成立の場合絞り込みに戻る、

                    出演者打ち合わせ、

・企画詳細作成:Introduction、デイスカッション、パフォーマンス、Q&A、

                   ステイジ設営、パンフレット作成、

・運営(会場、スタッフ):担務例として、

                 会場設営計画―機材、音響担当(中嶋、押川、東通産業)、ステイジ(押

                 川、竹村、坂本、浅見、輿、須田)、客席、通路、舞台裏(坂本塚本)、

                受付(清水、柏葉、佐々木、竹村)、スタッフ配置、ボランテイアスタッフ

                要請、管理(坂本、清水、川杉、三期生)、 当日スケジュール作成(嶺

                岸、塚本)、リハーサル(坂本、佐々木、三期生)式典リハーサル(竹村、

                栗山)、物品準備、第3回スタッフ当日業務リスト及び各担務責任者名、

                会場内貼紙作成リスト、パネリスト出迎え、リハーサル(輿、浅見)、開閉

                場担当、音響担当、影アナ担当(竹村)、照明操作担当〔坂本〕、PC(嶺岸、

                輿)、等、他

・開催後の活動:お礼状の送付(企画班担務)、関係者への終了報告(集客班担務)、

               アンケート集計

・報道対応:責任者―佐々木 友希

★出演者交渉成立

有馬隼人関西学院大学卒、アメリカンフットボール部、アサヒ飲料チャレン

                     ジャーズ所属、元TBSアナ

五十嵐圭選手中央大学卒、バスケットボール部トヨタ自動車アルバルク所属

 

2.集客班活動報告

・年間スケジュール:工程表完成

・集客立案:第1・2回の反省・分析、集客目標人数決定(500名)、タイ

    ムスケジュール作成、集客案を見直す、タイムスケジュールはこまめに確認

               し、修正する

・学内関係:①体育連盟常任委員会、常任委員長への挨拶に行く、マネージャー会議に

                         参加、リーダーズキャンプに参加、各部会ポスター回収、

      ②提案:選手名鑑作成、DVD作成、観戦ツアーのプロモ、ホームページ作

                                     成、ポスター新デザイン、等

      ③学員時報、 学員会へご挨拶、7月号記事執筆、打ち合わせ、

                  7月号記事掲載、9月号記事執筆、9月号記事掲載、

      ④草野みどり、打ち合わせ、原稿作成、シンポジュウムチラシ持ち込み、

                                   記事掲載、配布

      ⑤試合観戦 前期試合日程を調べる、前期試合観戦、後期の試合日程を調

                                  べる、後期試合観戦

      ⑥リーダーズキャンプ アンケート作成、過去のシンポジュウムをまとめ

                                  た資料を作成、GLCに参加、アンケートを集計

      ⑦授業内告知 各授業訪問担当者を決める、告知方法を検討、各授業の先

                                 生に挨拶、許可を得る、パワポ映像・原稿作成、授業ない告知、

      ⑧学内広報 S-COOP、中大スポーツ新聞、学内スクリーン告知

      ⑨来賓 来賓者リスト作成、案内状作成、案内状送付

・学外関係:依頼書作成

      ①外部学校広報 近隣高校リストの取得、近隣高校への協力依頼、ポスタ

                          ー、チラシの送付

      ②外部広報 外部店舗へのポスター配布、地域スポーツ施設、地域スポー

                          ツクラブ、MIXI

      ③プレスリリース 第一弾記事作成、打ち合わせ、第一弾配信、第2弾記

                           事作成、第2弾配信、メデイアへの記事掲載

      ④ホームページ HP内容を検討、HPを立ち上げる、各部会のリンク貼り

                            付け、ブログ更新担当者を決める、トップメッセージなどを随時更

                            新、携帯HP作成、

      ⑤チラシ 配布先検討、入学企画課と打ち合わせ、チラシ作成、チラシ配

                            布

      ⑥ポスター 作成依頼業者選定、原案作成、入稿、完成、掲示、回収

      ⑦卓上広告(POP) デザイン考案、材料購入、作成、設置、回収

      ⑧会場装飾 立て看板、場内装飾、場外装飾、呼び込み看板作成

・情報宣伝ツール:担当責任者 佐々木 友希

 

3.シンポジュウム報告

①Introduction原稿

②中村選手(川崎フロンターレ、サッカー選手、中大OB)五十嵐選手(トヨタ自動

                     車、バスケットボール選手中大OB)

③Introduction映像

④デイスカッション概要

⑤Q&A概要

⑥影アナウンス原稿

⑦観客配布パンフレット

⑧アンケート用紙・集計結果

⑨シンポジュウム当日写真

⑩開催後メデイア掲載記事

マスメデイア(朝日新聞社、朝刊掲載)

中央大・河田弘道ゼミ スポーツ企画・広報活動

スポーツをテーマにした学内イベントなどの企画運営を通して、ビジネスや広報活動を学んでいる。

11月に学内で開いたシンポジュウムで、会場の音響などを事前チェックするゼミ生達

(担当:中島、押川)                       河田ゼミ提供

今進めている企画は三つ。大学スポーツの魅力をアピールするシンポジュウムの開催と、運動部選手の写真や試合日程を掲載したカレンダーの制作、そして校内マラソン大会だ。学生にとって、大学スポーツという同世代の友人が打ち込む身近な話題に焦点をあてた。

 ゼミ生は、企画書作りからスポンサー探しまで、すべてを担う。経済学部3年の津原祐貴さんは「社会人に提案する経験なんてめったにない。勉強になる」。協賛を求めても相手にされないことは珍しくない。

指導する河田弘道客員教授は、プロ野球巨人の元編成本部付アドバイザー兼監督補佐という異色の経歴の持ち主だ。「日本のスポーツ界の現実を見てこい」と学生を励まし、見守る。「『スポンサーとってきました!』って帰ってくると、なんともうれしいですね」             原田朱美氏 朝日新聞社担当記者

◇ カレンダーは、4月に約7千部を発行予定。大学のOB団体などが資金援助する。学内での販売活動はできないため、大学生協が制作費を預かって印刷し、ゼミ生が、学生や父母らに無料配布するという。 ~河田ゼミ2期生作成~

2010年1月21日 朝日新聞朝刊より、

 

第3回中大スポーツシンポジウムの成果と結果

本シンポジュームは、多くの関係各位の温かい協力、支援、指導の下無事成功裏に終了する事が出来ました。学内外のメデイアを通して高い評価をして頂きまして、ゼミ生一同3年間の血と汗の結晶の証しとして集客750名(目標500名)を遥かに超える集客に成功しました。会場の9号館クレセントホール(集客数1000席)は、最後まで熱気に包まれ河田ゼミ生を応援して下さいました

2007年:第一回、350名の集客に成功。中大初のゼミ生による企画、制作、運

                      営、管理。

2008年:第二回、270名の集客に反省。

2009年:第三回、FAN!FAN! SPORTS

                         大学スポーツってこんなに面白い!750

                         名(集客目標500名を上回 った)3年間

                         の活動目標を達成した。

■2009年12月:活動報告書完成 提出

2010年:春卒    河田ゼミ二期生

終演後、パネリスト、司会者、ゼミ後輩達と共に中大9号館クレセントホールにて~    

写真提供:河田ゼミ二期生

■まとめ 信頼と絆

中央大学のスポーツを盛り上げたい」その思いで集まった私たち河田ゼミ。

中央大学内で前代未聞のスポーツイベントを開催するという目標を掲げ、中央大学のスポーツを多くの人に知ってもらい、もっと多くの人に試合会場に足を運んでもらうために、スポーツシンポジュウムの開催に挑戦しました。

第1回は初めての事ばかりで、壁にぶつかっては話し合いを重ね、打開策を考え、とにかく開催する事に必死でした。何とか無事に開催する事ができ、達成感を得ることができました。

第2回は、第1回の反省を活かし、シンポジュウムそのものの『質』を高めるよう努力しました。開催が出来ても、観客の方々にいかに私たちの気持ちを届けることができるかが課題でした。その結果第2回は内容の質向上は達成しましたが、集客の面で悔しさが残る結果となりました。

第3回は私たちの集大成となる活動でした。内容をさらに工夫して、観客の方々に楽しんでもらえるシンポジュウムにしようと決意を固め、日々の活動を行いました。その成果が表れたのか、観客の方々の反応も良く、3回目にしてようやく納得のいく内容となりました。また集客面においても今まで以上に工夫を重ね、幅広くアプローチを行なった結果、今年は過去最多の748名のお客様にお越しいただくことができました。これだけ多くの方々に私たちの活動を知ってもらい、中央大学スポーツのことを知ってもらえたことは、とても良い機会となりました。

この3回のシンポジュウム開催は河田ゼミだけの力ではなく、多くの方々の助けがあったからこそ成し遂げることができました。これまでに沢山の方々が、私たちが困っていたら手を差し伸べて助言を下さり、またある時は率先して活動に協力して下さいました。このような絆が私たちの活動を支えてくれたことは言うまでもありません。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。後輩達(河田ゼミ三期生、栗山ゼミ長以下21名、聴講生4名含む)が快く後方支援を引き受けて下さった事に対して、この場をお借りしてお礼と感謝申し上げます。

まだまだ志半ばですが、私たちは今年で卒業してしまうためこの活動を引き続き行う事ができません。しかし、この活動を継続してこそ、これからの中央大学スポーツに影響を与えることができると思っています。今後も「中央大学のスポーツを盛り上げたい」という想いを持った人々によって活動が続けられ、いつか多くの学生で中央大学の試合の観客席が埋まる事を願っています。

                         中央大学河田ゼミ二期生一同 ゼミ長:柏葉麻実

 

後輩ゼミ生達の追い出しパーテイーにて  写真提供:河田ゼミ2期生

(写真撮影は高井さんの為、写真に入っていません。ごめんなさい)

 

文責:河田弘道

スポーツ・アドミニストレイター

スポーツ特使(Emissary of the SPORTS)

紹介:Gファイル「長嶋茂雄と黒衣の参謀」文芸春秋社 著 武田頼政

   Kファイル、kファイルNews

お知らせ:KファイルNO.181の河田ゼミ二期生の活動は、如何でしたでしょうか。資料、報告内容が膨大な為見落としがあるかと思いますが、お許し下さい。

尚、次週は、本プロジェクトの総合プロデューサーを務め責任を果してくれました、清水翔太さんの総括レポートをお送りします。ご期待下さい。