Kファイル╱スポーツドクトリンNO.221:河田弘道のスポーツ・アドミニストレイション実践編(Ⅰ)日米のADの根本的な違いとは何か

Kファイル╱スポーツドクトリンNO.221:河田弘道のスポーツ・アドミニストレイション実践編(Ⅰ)日米のADの根本的な違いとは何か

無断転載禁止            毎月第二、第四木曜日 公開

河田弘道

スポーツ・アドミニストレイタ-

スポーツ・アドミニストレイションの基軸は「Justice正義&Fairness公正」

日本にスポーツ・アドミニストレイション論の必要性を紹介

日米で実践してきたスポーツ・アドミニストレイターの先駆者

(プロフィールは別途ご検索下さい)

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大谷翔平選手の事件に関連した便り

■読者からの便り

こんにちは、KファイルNews Comment by Hiromichi Kawadaを拝読しました。

ネズ・バレロ氏(大谷選手の代理人CAA  Sports)は、財務について何度も大谷選手に通訳を通して問い合わせたが、通訳(水原一平氏)からは関わらないように言われたと聞いています。 私は、エイゼントとして私のクライアントの選手達に財務について指導してますが、財務管理はしていません私が選手達に指導しているのは、一流のファイナンシャルアドバイザー(英:Financial Advisor略:FA、財務・金融関係専門アドバイザー)を雇うことを強く提案することにしています。この雇われたFA(ファイナンシャルアドバイザー)には、受託者責任が伴います。

:受託者責任とは、受益者の利益に反する取引を行わず受益者の利益と保護のためだけの職務とする。

大谷選手に関しては、彼が知らなかったとは信じがたいですが、一平と大谷はとても仲が良いので、一平は友人のために銃弾(此処では友人を裏切った罰の意味)を受けるだろうと思います。とても残念なことだ。大谷は野球界の顔であるがために、MLBは混乱しているのですぐに事件を終わらせたいと考えている。 マンフレッド(MLBコミッショナーのRob Manfred)は、銃弾(此処では矢面に立たされている意味)の汗をかいています。

他の選手の事ならおそらく皆途方に暮れて休暇を取りたいところ。ところが大谷選手の件となると誰も彼を失うわけにはいかない!!ところで大谷選手が今後ネズ・バレロ氏(CAA  Sports)を代理として彼らの関与を望まなかった場合を除き、エイゼンシー(代理店)であるCAAはもっとクライアント(大谷選手)にサービスを提供すべきだと思います。

それはかれらが大谷選手と契約して莫大なエイゼント料を得ているからです。これらは、エイゼントとしての本来の仕事であり彼らの資質が問われるところです。

これは、あなたが大学の専門コースでの生きた教材として重要な研究課題となるのではないですか。私は、スポーツエイゼントとして選手達には最低限の社会常識とそれを裏付ける社会教育もエイゼントの業務の重要なソフトであると信じています。あなたがいつも申されているエイゼントは、コーチでもあるの戒めを今日も忘れてはいません。

お元気で、親愛なる友人よ。(MLBエイゼントオーナー)

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  • 筆者より友人への返信

Hi 私の友へ、

私はあなたからのメールをとても興味深く読みました。あなたは、現役のMLB界の代理人として活躍している立場なので他の方とは異なる心境と見解を持たれています。私は、大谷翔平選手の代理人のネズ・バレロ氏(CAA  Sports)は大谷選手と公私に渡り近い関係にある通訳の水原一平さんを都合よく使っていた様子が透けて見えていました。代理人は、大谷選手と直接のコミュニケイションを避けてきた事にこの事件が起因していると思います。(エイゼントの管理不行き届きの意味)

これは大変ズルイやり方です。このやり方は、いつでも一平さんをスケープゴートに出来るからです。その根拠は、何か問題が発生するとエイゼントと本人大谷選手との間でミスコミュニケイションがあったとして逃げられるからです。しかし、実態は、通訳を介してであり大谷本人とFace  to Faceでない事です。これは、国際ビジネスをやる上で仲介者がとる常道手段です。CAA  Sportsは、プロパー(日英専門)な通訳者をビジネス業務担当としてfull-timeで雇用するべきでした。大谷選手は、プライベイトマターに関しては、仕事として一平さんと個人契約をしているのが常識だと思います。

この度は、本件が露呈した時点でLA/ドジャーズ球団と一平さんの間で契約が締結されていたことが判明しました。それは事件が通訳本人の口からティームミーティングで初めて明らかにした後、間髪を入れず球団は解雇を発表した事です。そして、球団と一平さんとの契約年俸が莫大な数字であった事も露呈しました。これは、大谷選手の代理人、代理店は大谷選手と球団との契約交渉時に通訳を契約条件の中に捻じ込んであった事を証明するものであります。これに伴い、エイゼント側と通訳の間には、契約書が在るはずがLA/ドジャーズ球団がエイゼントの肩代わりをしていたのでないかとの疑念が残るのです。エイゼント料として大谷選手から50億円もせしめていると言われるわりには、やるべきことをやっていなかったようにお見受けします。エイゼント側は、大谷選手がLA/エンゼルズ所属時にも通訳が何処の誰と契約して、何処の誰が通訳料を支払っているかの情報公開はなされていませんでした。

よって、大谷選手に関する通訳を代理人、代理店、球団は、都合がよいので一平を使った結果、一平は全ての関係者の情報及び見てはいけないものまで知る立場にあったのです。そして、彼は、全ての関係者から良い人間だ、有能な通訳だと称賛されて来たのは事実です。それをまた、マスメディアが一平を商品として利用し始めたので、益々本人は裏の顔をカムフラージュ出来たのとは逆に、裏の顔が在る事から彼はパフォーマンスが演じきれなくなり、彼の悪癖の賭博から抜け出せなくなったように思えます。私は、エイゼントがこれらの通常の業務を誠実に行っていたならば、水原一平氏の不祥事は未然に防ぎ得たと確信します。これは、まさに人災に値します。

私は、大谷選手が誠実で聡明なアドバイザーを持っていることの大切さに気付いて欲しいと思います。此れからは、この混乱した事態の目途が立った時点で彼の現エイゼントとの関係を整理して、新しいフレッシュで誠実で面倒見の良いエイゼントに替え、再スタートして欲しいと願います。その為にも彼には、腕利きで信頼できる弁護士が米国内で必要です。

大谷選手は、MLB界での大先輩である野茂英雄氏、ダルビッシュ・有選手も過去に代理人との間で重大なトラブルが発生した経験者達なので、自分だけではない事を肝に銘じ参考にされた方が賢明でしょう。

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目次

大谷翔平選手関係事件

■読者からの便り(米国MLBエイゼント便り)

筆者より友人への返信

はじめに

1.日・米のスポーツに対する考え方と社会的な認識の違い

  ■契約社会(米国)と談合社会(日本)

2.契約に対する概念

  ■談合文化は矛盾の楼閣に在り

3.MLBの経営理念

  ■重要なポイントを見逃している

4.スポーツ・ビジネスの三点セット

続く~

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2024年4月25日  公開

Kファイル╱スポーツドクトリンNO.221:河田弘道のスポーツ・アドミニストレイション実践編(Ⅰ)日米のADの根本的な違いとは何か

無断転載禁止

Ⅰ. 日・米のスポーツ・アドミニストレイションの違いと疑問

はじめに

日本には、今日も尚スポーツ・アドミニストレイションの学問すら確立されていない事が、スポーツの先進大国の米国に比して後進国と言わざるを得ない根拠がここにあると申し上げて過言ではありません

河田弘道のスポーツ・アドミニストレイション基礎編”に触れられた見識ある読者の皆様は、一様にして我が国の今日のスポーツ界、教育界、TV、マスメディア、広告代理店及び悪徳政治家達の所業を垣間見るにつけて、何が必要で何が欠落しているのかを気付かれたと確信致しております。その根拠は、本Kファイルの全国の読者の方々が同じように我が国に欠落している根本的な学問とその教育を指摘している事です。小生の微力な知的財産が、読者の皆様を通して社会少しでも還元出来ています事を嬉しく思う次第です。これは、また一人でも多くの方々にKファイルを共有して頂く事でもあります。

今日のスポーツ情報社会では、多くのスポーツ経営(ビジネス)とその運営、管理に関係する情報がマスメデイアを通じて24時間世界中で行き交っています。しかし、読者の皆様の中には、知識と経験を持たないでいる方も多くいらっしゃることと思われます。本Kファイルは、これらの情報を少しでも正しく理解して頂く為に専門的な知識を補強して頂き、情報の解読に役立てて頂ければと思います。そして読者の方々がスポーツ・アドミニストレーターとしての立場で理解して下さればさらに興味が倍加すると思われます。スポーツ・アドミニストレイターとは、スポーツに関わる経営、編成、指導、運営、管理に於いてそれらの各専門の部門、部署をマネイジメントしている人達をさらに束ねてトータルマネイジメントを行う立場のトップマネージメントを行う人の総称です

組織、団体に於いては、トップマネイジメントを行う方々です。ここでは、スポーツ・マスメデイアを通して情報を得た皆さんが少しでも正確な情報を取捨選択されより正しく理解されることに役立てて頂くことであって、決してことの良し悪しを論ずる事がその目的でありません。 

1.日・米のスポーツに対する考え方と社会的な認識の違い

契約社会(米国)と談合社会(日本)

米国のスポーツ経営、運営、管理に於ける基軸は、正義(Justice)と公平・公正(Fairness)とされています。これらは、スポーツ界のみならず社会と人の根幹を支えているものだと思います。幼いころから子供達の会話の中には、この言葉(fair or unfair, right or wrong)が頻繁に出てくるのも生活の中で自然に理解しているからでしょう。正義は、人間社会に於いて人々が平和で安全に生活を営むための大義であります。フェアネスは、「共存共栄」を目標にしている社会では不可欠です

わが国の競技スポーツ界では、競技ルールは遵守するが、競技以外のサポーティブな分野、部門でのルールを軽視し、尊重しない大人達が大勢いる為に不可解な事件、問題がスポーツ・マスメデイアを日々賑わしているのも周知の事実であります。このようなスポーツ社会に於いては、フェアネスを堅持し、共存共栄社会を守ることが大変難しいです

日本のスポーツ界は、今こそルール(ペナルティー=罰則を含む)を明文化し、そのルールを公平、中立な機関によりフェアーに裁定されるシステムが必要です。また違反行為者に対する適切な処罰を敏速に下せる為には、司法の整備が必要であることを今我々に問われているのでないでしょうか。2011年に施行されたスポーツ基本法は、この基軸を明確にしてこそ2021年のオリンピック招致活動にも大きな意義が在ったのでないかと思われます。

東京オリンピックに於きましては、2度に渡ります招致活動委員会と主催である東京都、そして東京オリンピック組織委員会(TOCOG略)と主催者の東京都の間での約束事を明文化し、且つ情報公開を都民、国民、社会に明らかにする事で、今日の様なグレイなブラックなイメイジを醸成することなく、真の「おもてなし」を世界にアピールできたのではないかと考えます。

現在わが国に於いては、この正義と公平・公正を基軸としたスポーツの経営、ビジネス、編成、運営、指導、管理ができる志の高いスポーツ・アドミニストレイターの教育と養成が待ち望まれています

注意:近年何か問題、トラブル、事件が発生すると「三者委員会」なる会が招集、結成され事を読者の皆様はご承知の通りです。しかし、国民、社会は、この委員会に騙(だま)されてはいけません。この三者委員会たるは、何の法的な根拠も持たない集団で招集者が都合の良い人選と経費で集められた集団なのです。招集を受けた各専門家と称せられる肩書を持つ人達は、招集した方への忖度が働くのは当然の論理です。このようなフェイク集団を形成する事で、国民、社会を欺く手法で我々国民、社会は納得させられているのです。これは法治国家が行う事ではありません。

2.契約(Contract)に対する概念

■談合文化は矛盾の楼閣に在り

 米国人には、約束事を書面に明文化する習慣があり、また職責、責務を明確にする社会でもあります。よって、契約書は双方の信頼と尊敬の証としてフェアネスを守る保証書であるのです

契約社会の歴史は、テスタメント(聖書)をその起源とすると考えられています。それは神と人間との間の約束事であり契約を意味しています。約束をしたものは、その約束を守りそれを履行する義務があるのです。それに違反した者への罰則(ペナルテイー)は、明確であり当然なのです。

スポーツ競技は、規則・ルールに基いて勝敗が決められます。ルールは、その競技スポーツに関わる全ての関係者の同意により成り立ったものです(同意なく偏った判断と判定がされるならそれは規則・ルールではない)。そのルールに異を唱える者がいたならば、その競技者、関係者、組織・団体は参加を拒否する権利を有します。約束事を破った関係者、組織、団体には、違反行為に対する罰(ペナルテイー)が科されることもまたルールなのです

わが国のスポーツ界の大きな特徴は、この競技以外での約束事を明文化しようとしない伝統的な慣習文化が存在します。マスメデイアを通じて話題になるような事件、事故、問題は、この不透明な約束事がその起因となっている場合が多いのです。約束事を明文化しない、したくないその根拠は、その組織、団体、社会に於いて常にその時々の利権者が権力を擁立しているがために常に談合なる権力者にとって都合の良い抽象的なルールBookを良しとするのです

米国型スポーツのアドミニストレイションに於いては、「人は約束しても守らない人がいる事を前提として対処している」のに対して日本型スポーツでは、「人を信頼しているのだから信頼を裏切る人はいないはずだ」とのご都合主義的な論理を導き出している違いを強く感じます

まさにこの相違は、長きに渡りわが国のスポーツ界に灰色な暗い影を落としてやまない根源ではないかと考えられるのです。近年会社、企業、教育界においては、ガバナンス、コンプライアンス等が問題視されスポーツ界に於いても使用されています。しかし、これらの言葉は、使用する以前にもう一度社会の根幹をなすべきフェアネスとそれを遵守するルールを整備し理解し、自らそれらを規範とした上で使用して頂きたく思うのです。

私は、このような伝統的な社会習慣と文化の中で培ってきた日本的なフェアネス感の中でアメリカ的なスポーツ経営における「共存共栄」の原理をいかに理解し構築して次世代に継承し実行して行くかの判断を今日我々一人ひとりに問われていると思われます。

スポーツの世界では、これらの基盤があってこそ伝統を継承し、改善、発展を遂げているのです。皆さんが大変関心を持って観戦、応援、サポートされているプロスポーツの世界を少しご紹介致します。

 

3.メジャーリーグMLB)の経営理念

現代のプロ球団経営の理念は、リーグの繁栄なくしてテイームの繁栄はありえません。またテイームの戦力の均衡なくして共存共栄は図れないのです。それらの経営の根幹は、

①リーグの覇権をめぐる競争の原理

②リーグの繁栄のための協力の原理(共存共栄の原理)により成り立っています。

例として、ドラフト制度とその対価としてのフリーエイジェント(FA)制度の存在は、人の権利と組織・団体に付与された特権を守るための調和の産物なのです。このバランスが一方的な理解に偏ると日本プロ野球界(NPB)で起きているような悲劇(指名拒否)に発展し、権力を有する人、組織、団体の意見が正論としてまかり通るのが残念ながら我が国のスポーツ界の実態なのです。

プロの選手とは、“自らの身体能力と技術を基にパフォーマンスをもって競い合い、対価(金品)を得て生活の糧とする”のです。そして、その球団組織は、“競技スポーツを経営、運営、管理することによってビジネスとして成立させる”ことが、その主たる目的の一つなのです。スポーツの経営に於いては、他の会社・企業の経営と根本的に異なる要素があります。

重要なポイントを見逃している

それは、生産者である選手、テイームと消費者である観戦者、視聴者との間に於いて一瞬の出会い(Encounter)が行われ二度と同じ出会いには遭遇しないのです。これが「生産と消費が同時に交換される点」なのです。このEncounter(一瞬の出会い)こそが、競技スポーツ・ビジネスの最大の商品であるのです。

今日のスポーツ経営は、大きく二つのタイプに区別されます。一つは、実際にスポーツをする人達が生産者でありまた消費者でもあるタイプ(例:アスレテイッククラブ、エアロビスクール、スイムスクール、ジム、等を利用する人達、等)であります。二つ目は、競技スポーツとそれを観るスポーツ(観戦)のタイプがあります。ここでは、二つ目の経営タイプについてお話をします。

4.競技スポーツ・ビジネスの三点セット

  スポーツを経営する為には、どうしても欠くことのできない大きな「三つのコア(核)」が必要であると考えられます。その中心となるコアを構成するのは①選手(アスリート)②組織者(オーガナイザー)③消費者(ファン)の3者です。以上三つのコアは、スポーツ経営の基盤となる重要な三点セットであります。このどれかを欠くことは、スポーツの経営基盤を欠くことを意味しています。経営に関する成否は、先ず生産する商品が消費者の消費欲を十分に満たせるものであるかどうかが重要なポイントなのです。

プロ球団のビジネスの特徴は、フリーマーケットでないという事です。その理由は、プロのスポーツが特別なビジネス形態がそこにあるからです。

その1フリーマーケットでないと認められている理由。その特殊な事情とは、プロダ  クト(商品)が単独で生産できない、相手(対戦テイーム)が必要なのです。即ちビジネスを成立させるためには、リーグを形成しなければならないのです。

その2プロスポーツの組織・団体には、「公共性」が大前提。そのために付与された「特権」は、①リーグ、協会の設立と設置 ②独禁法適用除外組織・ 団体 ③ドラフト制度とFA権利 ④テレビ放映権の一括販売の権利

但し、MLBでは、今日全国ネット放映の場合はMLBで一括販売され、その収益は30球団に分配され、またローカルネットについては、競争の原理を生かして各フランチャイズ球団の収益となるのです。これは全ての放映権を一括販売により収益を公平に分配することによりレイジーlazy(怠けて努力しない)球団が出たので改善されたのです。日本では、Jリーグの球団組織においてこのような球団が既に出ているのも事実です(J-リーグ報道より)。

NPB(日本プロ野球機構)に於いては、放映権を各球団に与えられている。但し、オールスターゲーム日本シリーズは、NPBが放映権、販売権を管理する。

MLBの球団組織は、公共性を利用しますが日本プロ野球界は、公共性を尊重しないのです。公共性の表現の一つとして、スタジアムを税金で作ってもらうのもその証です。日本のプロ野球球団は、企業名を入れることにより親会社の翼下であることを明確に示しているのです。

文責:河田弘道

スポーツ・アドミニストレイター

スポーツ特使(Emissary of the Sports)

紹介:G-File 「長嶋茂雄と黒衣の参謀」発行文藝春秋社 著 武田頼政

   本著は、2006年10月発売、翌年完売の為現在はAmazonで中古オークションで入手可能。河田弘道の西武・国土計画、東京読売巨人軍での激闘の日々のドキュメントです。登場人物は、全て実名です。

   Kファイル╱スポーツドクトリン、KファイルNews Comment by Hiromichi Kawada

お知らせ:読者の皆様は、大谷翔平選手、水原一平通訳の事件を思い出されながらKファイルNO.221をご笑読されたのではないでしょうか。米国のプロ競技スポーツ界は、日本のそれとは異なり成熟して起きうる問題の質も規模も桁外れに異なる事を実感されたのではないでしょうか。

大谷選手は、LA/ドジャーズ球団で少しづつ本来の実力を発揮し始めています。彼は、コンディショニング第一にこの難関を乗り越えて欲しいと願う次第です。