中田久美監督(バレーボール女子ナショナルテイーム監督)
中田監督へ:
元日立山田監督の秘蔵子時代からよく存じています。確か、初めてお会いしたのは、私がまだ米国大学(BYU)のアスレテイック・デパートメントでスポーツ・アドミニストレーター兼教員をしていた頃、日立女子バレーボールテイームが単独で米国遠征された時のような記憶があります。その後、よく小平の日立体育館で、。監督は、当時高校に通いながら日立のセッターを任されて、ロス五輪を目指されていた頃でした。そして、その後は、私が企業スポーツのNEC SPORTSをお預かりしてからは、NEC対日立で長年競い合いました。
日本の女子のメジャー競技スポーツで中田さんは、最初のナショナルテイームの監督に就任されました。おめでとうございます。
山田さんがゼラシーを感じているかもね。女子の競技スポーツは、女性が監督を務める事が理想です。中田さんは、日本の女子競技スポーツ界の将来を託された先駆者的指導者です。与えられたこの機会を自身の信念に基づいて、ぶれない指導とリーダーシップを貫徹して下さい。
そのあなたには、涙は似合わない。監督は、孤独な仕事、企業バレー部の監督でなく、プロの契約をした監督でないのですか。監督のプロ業務は、涙を見せるのでなく成果と結果だけを求められる世界です。監督は、情と非情を使い分けたトータルマネージメントが出来るか否かです。
監督自身に妥協を見せたら、勝負は、敗けます。日本選手達は、精神力云々の問題でなく、根本的な体幹がひ弱いので徹底した専門のトレーニングコーチが必要かと感じました。勝負するには、個々の選手の体幹を強化、向上する事が監督のやりたいバレーボールが出来ると思います。
やるなら徹底的にやる事です。老婆心ながら苦言を申し上げます。強いリーダーには、涙は不要。健闘を祈っています。
文責:河田弘道