時事の話題から~ KファイルNews


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Comment by Hiromichi Kawada

お知らせセアー:

NCAAバスケ・ベスト68のトーナメント March Madness 開始

Jules Bernard選手:UCLA#1.代表選手と期末試験

先だってご紹介致しましたJules Bernard選手は、現在NCAA決勝トーナメントの為テイームは、中立州のオレゴン州ポートランド市にあるNBAポートランド・トレイルブレイザーズ球団の本拠地アリーナに行っています。

UCLAは、PAC12カンファレンスの代表で米国時間17日午前に1回戦でアークロン大学と対戦、前半25対26でリードされ後半戦へ、後半残り4分迄大きくリードされる中、リーダーのBernard選手#1のリーダーシップによりテイームは、眠気から覚めて57対53で逆転勝ちをし首の皮1枚で2回戦(現地19日、日曜日)へ進出。NCAA決勝トーナメントは、決勝戦まで勝ち抜きなので5戦戦わなければなりません。UCLAは、昨シーズンは、準決勝で敗退4位でした。今年は、優勝候補の一角と目視されていた大学が1回戦で敗退するというアプセットが既に起きています。怖いトーナメント形式です。負ければ今シーズンは、終了でロスに帰らなければなりません。

本日のお知らせセアーの目的は、NCAAのルール、大学のルールの厳しさをお伝えします。Jules Bernard選手は、UCLAの経済学部に所属する4年生です。

3月17日の大事な試合日が彼の経済学部の期末試験日(Final Exam.)だったのです。これは絶対に避けて通れません。UCLAは、17日の接戦のゲーム終了後、Bernard選手は、へとへとの後18日の午前0時より午前7時の7時間の間に宿泊先のホテルで大学が準備していた期末試験を全て終えたようです。その後、仮眠をしてテイームは、明日の2回戦の準備の為に試合会場に練習に向かったようです。他のテイームメイトは、他学部所属なので既に期末試験を終えた選手、これからの選手と大変な試合と大変な期末試験の両立で苦労している様子が目に浮かびます。小職が米国大学のスポーツ・アドミニストレイター兼教員時も同じことを遠征先、ホームで気合を入れて勉強させていたことを思い出します。

学業成績のNCAA基準、大学規準、出席日数、等々がルール以下の場合は、試合への出場は不可、次の学期のシーズンは練習も試合も出場、参加が停止処分となります。

日本の大学選手、教職員、管理者は、何でもありの天国ですね。此れも文科省スポーツ庁)、大学教育機関、競技団体の大学競技スポーツに対する「大義、趣旨、目的」の理解と思考の違い、実行力の違いです。4年間授業も出ず、期末試験も受けず、卒業させる大学も学部も、本人も何を考えているのでしょうか。ご参考までに。

文責:河田 弘道

スポーツ・アドミニストレイター

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