スポーツ・ドクトリン KファイルNO.211:東京五輪買収の源泉は内閣官房機密費のようだ

Kファイルスポーツ・ドクトリンNO.211:東京五輪買収の源泉は内閣官房機密費のようだ

無断転載禁止             2023年11月23日 公開

河田弘道

スポーツ・アドミニストレイター

スポーツ・アドミニストレイションの基軸は「Justice正義&Fairness公正」

日本にスポーツ・アドミニストレイション論の必要性を紹介

日米で実践してきたスポーツ・アドミニストレイターの先駆者

(プロフィールは別途ご検索下さい)

 

目次

筆者からのお知らせとお詫び

日本政府の東京五輪買収の源泉は国民の税金

Ⅰ.招致活動買収金は内閣官房機密費とのこと

  ■未だ落ち着かない国内のスポーツ関連事件の数々

  ■内閣府により隠蔽されて来た東京五輪招致の深層は

  ■安倍晋三氏のお墨付きで内閣官房機密費を持ち出し

  ■馳浩氏の当時の立ち位置

Ⅱ.馳浩とその仲間達

  ■日体大は政治家利権屋の枢窟か

  ■日体大はどす黒い利権政治屋と危険な思想家達の密会場所か

   11月15日開催の体育研究発表会(横浜アリーナ)での出来事

  ■日本のマスメディアは機密費の行方を公表できるか

   日々の報道をご紹介

  ■何故セルゲイ・ブブカ氏元超人の名を出した

  ご紹介

筆者のまとめと私見

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筆者からのお知らせとお詫び

 長期に渡り留守にしました事を読者の皆様に先ずお詫び申し上げます。

 日本の夏季は、夏日、猛暑日酷暑日と温度差により三段階の呼び名がある事が定着してしまったようです。そして、通常、次に訪れる四季は、秋として歴史的に味わい深い季節が本来の姿でした。しかし、近年は、この秋の季節感を味わえなくなってしまった事は何にも代えがたい風情を失った事です。自然の摂理の急激な変化には、人類の近代科学をもってしても誰もが止められない事を我々は早く理解と認識を新たにするべきでした。

 小生は、本当に久しぶりの長期夏休みを取らせて頂き留守に致しました。思えばあの酷暑の8月13日に日本を後にしまして、帰国がつい先日11月12日となりました。3カ月の長旅は、確か2006年のあのG-file「長嶋茂雄と黒衣の参謀」文藝春秋社 著武田頼政が出版されて以来です。もう十七年ぶりだったと思います。酷暑の夏に出て初冬に帰って来たのは初めてのことになります。

 読者の皆様は、如何お過ごしでしたでしょうか。日本に於いて日々起きる出来事は、毎夜旅先で日本語のTV放送を自由に視聴でき客観的な視点でとらえる事が出来ました。近年は、もう世界の何処に居ようとも情報がオンタイムに近いスピードで入って参りますのでタイムラグは略ございません。また、同時に世界中のNEWS、番組が英語版で24時間視聴できます事は、非常にグローバルな立ち位置で、自由な価値観を持って判断、評価できることは誠に自由民主主義国家に居る事を肌で実感していました。我が国では、何故マスメディアの報道がこれほどまでに不自由に感じるのだろうかと肌身に感じた次第です。

我が国の「報道の自由」などという言葉は、いっそ「忖度自由な報道」と言い換えた方が正しいのかも知れません。

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2023年11月23日 公開

スポーツ・ドクトリン

KファイルNO.211:東京五輪買収の源泉は内閣官房機密費のようだ

無断転載禁止

日本政府の東京五輪買収の源泉は国民の税

Ⅰ.招致活動買収金は内閣官房機密費とのこと

■未だ落ち着かない国内のスポーツ関連事件の数々

国内に於きましては、日本大学内部に於ける権力闘争、領地争いがヘドロの沼に沈み始めている状況は相も変わらずの様相です。大学競技スポーツに於いては、何の改革も発展も無く、只大学経営者達の受験生、学生集めの広告塔の為に学生選手達を買いあさり、そこに新たに外国人選手達を買い集める手法も身に着けた様子です。

東京五輪に至っては、組織委員会の執行部役員の誰もが買収疑惑、贈収賄事件での責任も取らず、社会でのうのうと生き延びている様は「JusticeとFairness」を我が国社会から葬った事を意味します。それもいつも声高に「スポーツマンシップ」とやらを叫ぶ政治家、元政治家達ばかりのようです。このようなフェイク政治家達をのさばらせているのは、我々日本国民であることを恥ずかしく思う次第です。彼らは、利害と利権のみを目的に東京に五輪招致活動した事が、今日も尚その中枢にいた人達が事あるごとにその悪に手を染めた事実を自慢し出した事で東京五輪を金で買った事実を露呈している次第です。これら政治家、教育、指導者は、モラルも品格も持ち合わせて居なかったのでした。

内閣府により隠蔽されて来た東京五輪招致の深層は

いみじくも11月17日、日本体育大学松浪健四郎理事長、元文科副大臣日本レスリング協会副会長、自民党二階派JOC評議委員、元専修大学教員、等々)が関与する講演会とやらに馳浩石川県知事(元専修大学レスリング部監督、日本レスリング協会副会長、元日体大理事、元自民党安倍派、文科副大臣、文科大臣、五輪招致推進本部長、東京五輪組織委員会理事)は、本講演会に招かれてスピーチをした中で「東京五輪招致活動費は、内閣官房の機密費を使ってIOC委員達に贈答品を送った事、当時の安倍晋三首相からはいくら使っても良いから五輪を招致しろと檄を受けたことまで自慢げに暴露」をしてしまったのです。

翌日18日には馳浩は、顔面を引きつらせて「事実誤認」と意味不明の言葉を大の大人が自ら公言した文言を取り消すとは、元教育者を名のる国会議員、文科大臣、現石川県知事に有るまじき言動、態度ではないのか。あなたは、日本男児

彼は、記者達からの質問に対して、「何が事実を誤認したか」も言えず顔を引きつらせるばかりでした。これでは、如何に無知な県民でも同氏の本質を理解、認識されたのではと思わざるを得ません。これが俗に言われる森喜朗チルドレン達の資質を露呈した事を本人は説明も出来ない事態になっています。

本件は、既に海外メディアの知る所となり、スイスローザンヌIOCの委員達、管理者達に疑惑が及ぶので、同氏の親分の森喜朗氏からどやされたに違いありません。しかし、ことは、これで収まる様な問題ではありません事は読者の皆様も少しは感じられるのではないでしょうか。

安倍晋三氏のお墨付きで内閣官房機密費を持ち出し

11月17日の日体大での講演会に招かれての暴露スピーチの原質は、既に海外のメディアに流れているようです。IOC幹部、検察特捜部は、どの様に理解して動くのか。プロレスごっこの様なわけには参りませんぞ。当時の内閣官房長官、首相、等は、その根拠となる事実を国民、社会に説明責任を問われています。これと竹田恒和JOC元会長、招致委員会会長のIOC委員13名の買収疑惑とどう関連するのか、やはり金の出所が馳浩氏の口から飛び出した官房機密費ということでしょうか

 11月18日、馳浩氏は、舌の乾かぬ翌日に謝罪した。昨日の言動は、「事実誤認でありまして、深くお詫び致します」との事を述べ、記者諸氏から何を尋ねられても事実誤認を繰り返して遁走したのでした。其の挙句、逃げ場を失うと「既に文科省スポーツ庁にも報告しました」と訳の分からぬことで質問を遮る。文科省スポーツ庁のトップは、森喜朗氏のチルドレンであなたの仲間でないですか。その仲間達は、一斉に口を閉じていますよ。あなたに助け舟を出す仲間は居ないのです。

公職の身でありながらの発言は、訂正、謝罪では済みませんぞ。このお方を国会議員に、そして県知事に選出されたのは、他でもない石川県の選挙区民であり、県民なのです。石川県民は、どのような見識と常識をお持ちなのかとふと素朴な疑問が頭を過るのも無理からぬことでしょうか。見識と行動力ある県民ならば知事のリコールを真剣に思考し動く事でしょう。

馳浩氏の当時の立ち位置

彼は、当時超党派議員蓮なる集団を結成し旗振り役をかって出て東京五輪招致の先導役でした。これは、同氏の力で出来る事ではありません事を業界内では知る所でした。そして、リオの五輪総会の会場には、多くの議員達が我も我もと招致旅行に加わり現地では安倍晋三氏を中心に国会議員、JOC関係者、東京都知事、日の丸を付けお揃いのスーツで大騒ぎをしている元五輪選手達及び芸能タレント達、等々と狂喜乱舞をしていたのでした。あの膨大な数の人達の莫大な旅行費は、内閣官房機密費からの持ち出しだったようです。実は、全ての経費は親方日の丸であった事は当時より噂されていた事でした。馳浩氏が17日に口にした事は、「事実誤認でもなんでもない」事実でしょう。多分、喋られた後、あなたのボスの森喜朗氏からこっぴどく怒鳴られた様子が目に浮かびます。

馳浩氏の発言から、これは東京五輪招致委員会が当時の内閣府、安倍派(安倍晋三森喜朗、等々)、菅官房長官が先頭に立ち、国民の税金を国民の了解なしに不正に流用できる「内閣官房機密費」を機密費の性格を悪用した悪事に他ならないのです馳浩なる人物には、彼の性格と教養、人格を知って用心棒役に雇った(国会議員にさせた)森喜朗氏の仕業である事を当時より知る人は知っていたのです。要するに汚い所は、彼にやらせる悪代官が居たのでした。

つい最近国会議員であった時には、元文科大臣が聞いてあきれる未成年の女性にセクハラ(暴力)を行って、国会に於いても論争がおきました。当時の安倍晋三首相は、頭を下げて詫びました。しかし、馳浩氏は、国民、社会、教育界、スポーツ界に何の説明も詫びも無く、「本人がそう思うならそうなんでしょう」と嘯く次第でした。このような人格、モラルの国会議員を国政に送る、送った人達の大罪である事は言うまでもありません。不問を通す政府、内閣府の腐敗は、現在の政府、内閣、政治家の崩落を意味するものであります。

 

Ⅱ.馳浩とその仲間達

日体大は政治家利権屋の枢窟か

その根拠は、松浪健四郎氏が落選後自身の身の置き場を探している中、居場所を提供したのが日体大OBの相撲関係者で学長、理事長経験者と云われています。この人物の口車に乗ったのが当時の法人事務方の現常務理事で当時の理事長のスキャンダルを報知新聞の格闘技担当記者に掲載させたのがクーデターの起因とされています。

その後、新しい理事長を準備していたのが日体大レスリング部OBで職を探していた松浪健四郎氏であったようです。これらの関係者の人間関係は、単純明快でレスリング、相撲という特殊な格闘技の集団である武道学科関係者達の集まりなのです。

馳浩は、専修大学レスリング部出身で一時期石川星稜高校の国語の教員に席を置き、間もなく専修大学レスリング部監督に就任、そこに日体大卒業後長年専修大学に教員として在籍していた、松浪健四郎氏、そして日本体育大学、武道学科長であった谷釜了正氏(後の学長、現石川県金沢市のお寺の住職)がこれまた専修大学に非常勤講師として務めて居たしだいです。これにより、この馳、松浪、谷釜氏達は、長年同じ釜の飯を食ってきた専修大仲間であったのでした。

そこに日本体育大学の元相撲部監督の塔尾武夫氏(先月10月23日に告別式が大学法人経費で派手に執り行われたようですが、出席者は松浪理事長、今村常務、石井学長の三名とスキャンダルを起こした斎藤一雄相撲部監督、柔道部山本氏、他数名の教員)と現常務の今村裕氏との策で晴れて、日体大の新しい日大に類似した執行部が形成されたのでした。

それらは、理事長に松浪健四郎氏、学長に谷釜了正氏、理事に馳浩氏、常務理事に今村裕氏(元中京大学事務局長、後愛知星城短大事務職、出身大学不明)の利権者達が住み着き今日に至っている次第です。其れを自民党文科省文教族の重鎮達が「ヨッシャ、ヨッシャ」とばかり、大きな顔した森喜朗氏、二階俊博氏、武部勤氏が擁護し、安部晋三氏が五輪招致の為の埋蔵金内閣官房機密費)を分け与えていたのが、招致活動の源泉と当時より云われていたのです。

日体大は、これら越後屋達の良きも悪しきもの隠れ蓑であったのかも知れません。その為にも森喜朗氏が組織委員会会長辞任後前後から橋本聖子氏達が日体大に足しげく通っていた根拠も此処にあるように思えます。

日体大はどす黒い利権政治屋と危険な思想家達の密会場所か

馳浩の本発言は、事もあろうか日本体育大学が強く関与する講演会のスピーチの中で、得意満面に行われたそうです。何かきな臭い匂いが漂います。何故専修大学ではなく、日体大経営者達との関係が強いのか、国民、社会、日体大教職員、同窓生達もご存じでないのかも知れません。或いは、本学の関係者達は興味もないのかも知れません。このような方々が出入りするようになった松浪理事長就任以来、日本体育大学みずほ銀行からの負債は、何と天文学的な数値に及んでいるとかの話が小生の耳にも届いている次第ですこのような負債は、内閣官房機密費で何とか清算をして頂きたいものです。また、日体大には文教族の政治家ばかりがお集まりなので、文科省の私大補助金助成金で早く銀行の借金を返済しなければ、とんでもない現実がカウントダウンしているのも事実の様です。丁度日大の私大助成金が現在ストップしているので、その助成金を松浪理事長と今村常務時代の穴埋めに回して頂きたいと願うしだいです

11月15日開催の体育研究発表会(横浜アリーナ)での出来事

何故、馳浩氏が国会議員時代に日本体育大学の理事に迎えられ何をしたのかは、これで推測できるのではないでしょうか。誰が何のために専修大学レスリングOBを日体大の経営陣に引き入れたのか。今後多くの理不尽な人事が明らかになって行くでしょう。これがミニチュア日大と呼ばれる所以か。

日体大同窓会代表の会長氏は、理事枠で現体制に迎え入れられた忖度精神の同窓なのかも知れません。これでは、日体大の改善も改革も夢のまた夢でしょうか。先日の体育研究発表会(横浜アリーナ)での爽やかな学生達の演技とは、全く真逆な大学管理、経営陣の実態が馳浩氏の「事実誤認」の言葉から察しられるのではないでしょうか。

本発表会の当日、本会場での松浪理事長の挨拶の後、特別なスポットライトを浴びた招待者のトップを切って、馳浩氏が紹介され、次に何と朝鮮大学の副学長氏がスポットライトを浴びながら紹介されたとか、そして今村常務理事がスポットライトを浴び得意満面であったようです。観客席の卒業生達からは、近年疑念を抱いていた隔年毎に未成年を含む百数十人の学生達を引き連れ理事長夫妻、学長夫妻が同行して我が国と国交の無い、渡航禁止の北朝鮮に出かけ、文科省、外務省は、何の説明も国民、社会にされない疑惑の大学教育機関の動向が今尚継続していたのです。

何故この様な人物にスポットライトを当てるのか、皆疑念を抱いたのは同窓生のみならず教職員であった事です。残念ながらこれらスポットライトを浴びた方々が、松浪氏、馳氏、今村氏とは切っても切れない関係と仲間である事など知る由も無いようです。既にこのようなゲスト面々でしか、日本体育大学の研究発表会に参列して頂けない様では先も見えてきました。

どうか松浪氏の利権政治家達とその仲間達により日本体育大学が骨の髄まで食い潰されない事を切に願うしだいです。

■日本のマスメディアは機密費の行方を公表できるか

日々のマスメディアの報道をご紹介

KファイルNews Comment by Hiromichi Kawada

スポーツ・アドミニストレイター

馳浩氏:IOC委員に官房機密費で贈答品

此れだけが問題ではありません。国民、社会、教育機関の皆さん、この方が我が国の国会議員で、文科省副大臣、大臣を務めたのですよ。いったい誰がこの方を日本の教育行政を司る文科大臣などの要職に推薦、任命したのですか。森喜朗氏と安部晋三氏でしょう。任命責任は、誰もが取らない。此れが日本の政府、政治家の最低の資質ではないですか。与党からは、誰もがSTOPを掛ける人間が居なかったのも情けない政治家ばかりです。

■「IOC委員に官房機密費で贈答品」馳石川県知事の発言の軽さを専門家が問題視「発言した事実は消せない」(石川テレビ

石川県 馳浩知事:「今からしゃべること、メモを取らないようにして下さいね」17日、東京都内で講演した石川県の馳浩知事。話し始めたのは東京オリンピックの招致活動について。当時、馳知事は自民党の招致推進本部長を務めていました。自民党 招致推進本部 馳浩本部長(当時):「政府の全面的なバックアップがあるということ」その当時の裏話を披露した形です。

■何故セルゲイ・ブブカ氏元超人の名を出した

此処で一つ気がかりなのは、IOCの委員の一人で陸上競技大会では、カール・ルイス選手と並べ立てられるフィールドの超人ブブカ氏(ウクライナ棒高跳び)の名前と親交があるかの口調であえて紹介した意味が何処にあるのか。また、このブブカ氏を誰が馳浩氏に近付け、紹介したのかがとても興味深い次第です。

その理由は、現役時代から今日迄小生はセルゲイ氏とは非常に親しい家族ぐるみの中であり、同氏の代理人とも非常に近い関係である事です。馳浩氏がどの様な贈答品と持て成しをセルゲイ・ブブカ氏にしたのか、今度ゆっくりとセルゲイと彼のエイゼントに確認しておきましょう。当時フランスの検察にロシアのドーピングに関りフランスで通貨洗浄の容疑でフランス当局に親子で上げられた、国際陸上競技連盟のラミーヌ・ディアックLamine Diack会長は、リオ五輪の招致買収に関り、また、その結果東京五輪の招致活動の買収疑惑とフランス当局に逮捕、国際陸連IOCから追放されたことをご存じかと思われます。

その後、国際陸連の会長職をめぐり英国のセバスチャン・コー氏とセルゲイ・ブブカ氏の決戦投票でコー氏が僅差会長に就任され、国際陸連の名称もWAと名称も新たにスタートしている次第です。馳浩氏がセルゲイ・ブブカ氏に近づいていたとは、面白い話を頂きました。官房機密費を利用して招致活動を成功させたと言いたいのが馳浩氏のこの度の日体大でのオフレコ自慢話の内容の様でした。

馳浩氏は、何故2015年10月に文科大臣に推薦、任命されたのか。そして翌年2016年8月2日に突然文科大臣を更迭させられている。これは約10カ月の短命文科大臣となった。本人は、これを受けて退任時に涙を浮かべていたが、何の涙だったのか。私には、不満顔に満ち溢れていたように記憶しています。

ご紹介

唯今11月22日水曜日(日本時間)午前9時です。ニューヨークの国連で先ほどIOCのT/バッハ会長のスピーチが終わり、その後スモール記者会見が行われ、そこに立ちあった米国大手新聞社の友人記者氏から連絡を受けました。

KファイルNews Comment by Hiromichi Kawada 11月22日

スポーツ・アドミニストレイター

東京五輪買収事件:本共同通信記事は、本日国連本部でIOCのT/バッハ会長(ボッタクリ・弁護士)のスピーチの後、小さな記者会見が行われました。そこで日本の所属不明の記者からIOCの会長に質問がされました。会長は、「そのような発言が日本であった」事を知らないと言い、質問への返事を避けたようです。

今朝、その会場に居た大手新聞担当記者から直接報告を今受けた次第です。記者氏曰く、フォトアルバムとはばかげている、もっと高価な物がそのアルバムの上に載っていたことぐらい取材者達は、みな知っている。との事の様です。さあどうするか、森さん、菅さん、馳さん!これらを手伝った人間が多くいる事も知るべきでしょう。

バッハ氏「馳知事発言知らない」 機密費使いIOC委員に贈答品(共同通信

筆者のまとめと私見

ここからは、私の推測と私見に他なりません。馳氏は、森喜朗氏の推薦で東京五輪推進本部長に抜擢、何としても森氏は馳氏に汚れ役を担わせて自身は素知らぬ顔を決め込んだ。表の顔には当時招致委員会会長の竹田恒和氏(JOC会長兼務)、事務総長に水野正人(ミズノスポーツ会長)を擁立して臨んだのでした。そしてその裏では、馳浩氏を使う事を安倍晋三氏の了解を取り付けた森喜朗氏は、その金を馳浩にバラまかせる役目を担わせたと見るのが充当ではないか。

竹田グループには、IOCのアフリカ委員達13名の買収を進めさせ、片や馳浩氏には、湯水のように内閣官房機密費を使わせてIOC全委員に贈答品を配り、接待漬けにして莫大な金品を使った事を17日の講演でお喋りに成ったという事だと思われます。

東京五輪招致活動は、裏金資金により買収に成功したと判断した森氏、安倍氏は、森喜朗氏の口利きで安倍氏に汚れ役を買って出た馳浩氏に肩書を与えてやってはくれまいかとねだったのが「文科省大臣の席」であったと推測する次第です。安倍氏は、森氏からの推薦でもあり別にお安い御用とばかりに馳浩氏を軽はずみにも文科大臣に任命したというのが本筋ではなかろうか。

しかし、安倍晋三氏は、閣内外から聞こえてくる馳浩の資質と口の軽さに堪らず短期で退任させたと理解する次第です。しかし、馳氏の生涯に文科大臣の肩書は残ったのです。故安倍晋三氏は、草葉の陰であのまま馳浩に文科大臣を続けさせなくてよかった、と思われている事でしょう。その理由は、前代未聞の現役文科大臣が「未成年女性にセクハラの暴力を振るった」となれば、首相の面に汚泥をぶっ掛けた事になっていた筈だからです。いみじくも馳浩氏と同類の松浪健四郎氏は、嘗て国会の場で野党議員にコップの水をぶっ掛けた行為を思いだされた読者諸氏も多いのではないでしょうか。

 

文責:河田弘道

スポーツ・アドミニストレイター

スポーツ特使(Emissary of the Sports)

紹介:G-file 「長嶋茂雄と黒衣の参謀」文藝春秋社 著武田頼政

   スポーツ・ドクトリンKファイル

   News Comment by Hiromichi Kawada

お知らせ:スポーツ・ドクトリンKファイルは、如何でしたでしょうか。読者の皆様は、日本の大学教育界、スポーツ界がこのような行政に関わる人達により最終的には食い物にされている現状をこの度の馳浩氏の東京五輪と内閣機密費の関係まで暴露して下さったことで、我々国民、社会はその悍ましさを教えて頂きました。スポーツ界の我々は、もっともっと事の次第を今後どうするかの行動力を高める必要性を感じたのではないでしょうか。